
パソコンやスマホは買いたいけれど、なにを買ったらよいか分からない。
という質問を受けることがあります。
僕は、少しは詳しい方だと思うので聞かれることがあるんですね。
この記事の目次
抽象的な質問が最も難しい
「どういうのが良いか?」という質問はとても難しくて、これは何に当てはめても同じように難しいんですよね。
「ラーメン食べたいんだけど、美味しいお店ない?」って聞かれても、アッサリ味が良いのかコッテリ味が良いのか。そもそも、なんの味が好きなのか。
辛いラーメンもあれば、昔ながらのラーメンもあるし、もう少し具体的なヒントを出してくれないと教えようにも教えれない。
けれど、具体的な質問ができない人は、逆をいうとラーメンの味のバリエーションをあまり知らない。
つまり、どんな味があるのか知らないので、こんな味のラーメンが食べたいといえる質問のバリエーションも少ないんですよね。
パソコンやスマホに共通した性能指標はある
ということで、どんな製品が良いと思う?って聞かれたときは、ザックリとパソコンやスマホを構成するとっても重要な部品の説明をしてあげます。
そして、その部品の性能と値段を天秤にかけて色々比較してみるのがいいよと勧めています。
結局、説明自体も抽象的になるのか、いくつか良さそうな製品を紹介する羽目になるのですが、知っていて損はないので、今回はその部品についてお話ししたいと思います。
- CPU
- メモリ
- HDD
聞いたことはあると思います。なぜなら、これらがないとパソコンもスマホも動いてくれないですからね。
CPU・メモリ・HDDの説明
CPU・メモリ・HDDの説明は、「早食い選手権」に例えると分かり易いかなーと思っています。
CPUとは?
CPUは、早食い選手権でいうと、早食い選手そのもののことを言います。
その人が早く食べれば食べるほど早食い選手権では優位ですよね。パソコンやスマホでもCPUが高性能であれば早く処理が行えます。
最も重要な部品の一つです。
メモリとは?
メモリは、早食い選手権でいうと、テーブルの広さのことを言います。
テーブル(メモリ)が小さいと、料理がたくさん置けない。早食い選手の食べるスピード(CPU)が速いと料理待ちになってしまいます。
逆に、テーブル(メモリ)が広いけれど、早食い選手の食べるスピード(CPU)が遅いと、料理は置かれたままとなって冷めてしまいます。
CPUとメモリは、どちらかが極端に性能が良くても釣り合わず、手持ち無沙汰になってしまいます。
HDDとは?
HDDは、早食い選手権でいうと、調理場のことを言います。
調理場には食材や調理器具など色々なものがストックされていますよね。
広ければ広いほどストックできる量も多くなります。それに、調理が早ければ早いほどテーブルへの料理提供も早くなります。
HDDの速さは処理の速さにも直結しますし、HDDの容量は言わずもがなデータの保管場所です。
この3つの部品は同じくらいの性能を推奨する
先ほども言いましたが、食べる人が速すぎるけれどテーブルが小さかったら、料理をどんどん持ってこないと追いつきません。
できれば、広いテーブルにたくさん料理を置いておきたいですよね。
逆に、食べる人が遅いけれど、テーブルが大きかったら料理は進まず冷めてしまいます。
調理場が狭かったら具材や調理器具はたくさん置けませんし、調理が遅ければテーブルへも運べません。調理が速いけれどテーブルが狭かったら置ききれず、調理場でストップ状態になります。
調理が遅ければ、食べる人は腹減ったぁぁぁぁって怒るで…etc
のように、どれかが欠けたり、どれかが突出していても全体として性能が高くなるわけではないのです。
では、これらの部品の性能はどう選べばよいのか?
これが冒頭で説明したとおり、「何に使用するのか?」ってことが大きく関係するので、一概に言えないところなのです。
ネットサーフィンくらいしかしないよって言うならば、高性能である必要はないですし、動画編集やゲームが好きな人であれば高性能でなければ目的のアプリすら動かせないかもしれません。
目的に沿った性能を選ぶようにしましょう。
また、CPU・メモリ・HDDの性能の均衡具合は、販売されているパソコンやスマホであれば大体つり合いは取れた状態で販売されています。
同じくらいの性能にしましょう!って言ったのは、役割として分かって貰うための例として言っています(笑)
ただ、自作する際はこれらを考慮しなければなりませんが、自作するような人は理解しているかと思います。
まとめ
今回は、パソコンやスマホを構成し、性能に直結する重要な3つの部品についてお話ししました。
今後もIT系Tipsをご紹介できたらなーと思っていますので、お楽しみに。