【書評】投資信託 超入門[投資信託を始める前に読みたい]

【書評】投資信託を始める前に読みたい。投資信託 超入門
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どうもタスです。

一旦、教養を身に付けようと「1日1ページ読むだけで身につく世界の教養365」を読みましたが、また再度、資産運用の学習に戻ってきました。

今回は、読書習慣を始めて19冊目の本になった「投資信託 超入門 これ一冊で基礎から運用までOK!(金融教育研究所)」を読みました。なかなか「むずかしいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください!」と被る部分は多かったのですが、それは投資信託とはそういうものだと理解させてくれるには充分でした。ただ、本書はさらに深掘りし、且つ体系的に纏められている点で学ぶための良書かなと感じました。

投資信託を始めてみようと思うすべての人に、投資信託とは何か?どのように始めるべきか?注意する点は?のような疑問を解決するべくおススメします。

 

 

・資産運用のお勉強 シリーズ
1. 【書評】資産運用超入門。むずかしいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください! ~ 投資信託の説明がとても具体的ですぐ実践できそうな内容でした。
2. 【書評】資産運用は理解した?一番やさしい資産運用の教科書 ~ 資産運用のイロハを教科書的解説で説明してくれる本です。
3. 【書評】護身は経済から。経済入門 基本と常識 ~ 経済を知ることは、ほぼ直接的に資産運用に関わることなので知って損は無いです。

 

著者のご紹介

佐々木 裕平(ささき ゆうへい)
本書からご紹介します。

―筆者は資産相談や投資セミナー・公開講座などを行っています。金融教育研究所という事業所を運営しています。設立以来、金融・保険商品の販売・勧誘・斡旋は行っていません。国家資格の1級ファイナンシャルプランニング技能士です。

なんと、無料で本書を出版しています。とは言っても、KindleUnlimited登録者限定者のみ読本できることになっています。

 

目次

第一章 基礎知識
第二章 商品知識
第三章 リスク
第四章 コスト
第五章 選び方と組み合わせ方
第六章 『買い方』を学ぶ
第七章 運用方法

本書は、第一章~第四章までで基礎知識を身に付けます。それは、章題どおり「基礎知識、商品知識、リスク、コスト」を学びます。第五章~第七章で応用編を学習するという形です。章ごとには細かな節があって、それぞれ重要度が☆マークで☆~☆☆☆で表されています。☆マークが多い方が重要だということです。こういった部分も本書を読みやすくしていますね。

 

投資信託を上手く運用するための結論

【書評】投資信託を始める前に読みたい。投資信託 超入門

結論から言うと、「【書評】資産運用超入門。むずかしいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください!」でも同様のことが書かれていましたが、「投資信託で積み立て投資」を行うことが資産運用を考えるうえでベストな選択だということでした。

また、その中身もインデックスファンドを購入することを勧めており、購入時は安い時を狙う。それが分からなければ、ドルコスト平均法(積み立て投資)を行うこと。損失コストについては、分散運用することで低減し、平常コストは最も安い商品を選定すること(ノーロードファンドで、信託報酬も0.1%)。本書の副題も『コストを制する者が投資信託を制する!』ですしね。

本書では、著者がお勧めする商品が超具体的に、しかも理由付きで紹介されていることも印象的です(しかも複数回紹介している)。それを以下に示します。

 

1.アメリカやイギリスなど先進国株式二十数か国の市場平均に連動することを目的とするインデックス型投資信託 「MSCIコクサイインデックス」
その理由は、購買時の手数料はゼロ、信託報酬は年率0.1%、分配金は「ない」ためです。ちなみに「つみたてNISA」の選定商品にも入っているようです。

2.国内外の株式(日本・米国・先進国・新興国)の市場平均に連動することを目的とするインデックス型投資信託 「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」
その理由は、1.と同様です。

 

投資信託の運用ポイント

【書評】投資信託を始める前に読みたい。投資信託 超入門

投資信託は、知識を付けて論理的に詰めていくことと、その知識を基に人間心理の弱い部分に惑わされることなく淡々と長期間放置することが利益を授かるポイントなのだなと理解しました。

基本的に、経済の影響に左右される株式に投信すると考えて、世界経済は年々増すことが考えられることを紐付けると、かならず基準価額は上昇することが間違いないわけです。あとは、売買タイミングを大きく間違えないことと、損失リスクがあった際の分散投資を適切に行うことに限るのかなと。

 

債権をおススメしない意外な理由

【書評】投資信託を始める前に読みたい。投資信託 超入門

ただ、一つ勉強になったのが、債券は分散投資のリスク低減に活用できる商品であることは理解していましたが、景気の悪いときに購入するべき商品ではないことも理解しました。意外ですが、債権は、景気が悪化し市場金利が下落すると債券価格は上昇し、反対に景気が回復し市場金利が上昇すると債券価格は下落します。

現在の市場金利はとても低金利のため、債権を持っていても資産が増えることはあまり望めず、しかも、景気が回復し市場金利が上昇すると債券自体の価格が下がってしまいます。そのような不利な商品を購入する意味があるのかどうか、購入候補に考えている場合は検討しなければなりません。

 

心理的に強くなることが運用のポイント

【書評】投資信託を始める前に読みたい。投資信託 超入門

また、人間心理の部分がとても重要で、『安いときに買って、高いに時に売る』が基本である資産運用なのに、高値で買ってしまい、その後、景気が悪化し価格が下がっていくと不安のために売ってしまう。すると、『高いときに買って、安いときに売る』という真逆の行為になってしまう。

さらに、『利得に対して損失の方を1.5倍から2.5倍程度イヤに感じる』と言われる、行動経済学の「不確実性下における意思決定モデルの一つであるプロスペクト理論」もその行動を加速するようです。

そういった際に、如何に冷静でいられるか、むしろ、投機的投資でないのでそこまで考える必要が無いと言えばそうなのですが、いざ自分のお金が溶けていく様を見た場合にどこまで耐えられるかでしょうか。また、その時に、『安いときに買う』基本法則どおりに実行するのであれば、余裕資金を手元に取っておく必要もあるかもしれません。 

 

おわりに

入門書を数冊読んだ感想としては、投資信託にはある一定の法則があるということが分かりました。それは難しい理論ではなく、商品を調査し、正しい運用を心掛け、心理的にも飲まれることが無い余裕を持つ。

そういったことに気を付けることでより「マシ」な運用ができるのではないかと思っています。さて、年末年始に向けて、私もついに資産運用スタートしてみます。

また、本書の巻末に書かれていた、「自分の考え方・投資成果を記録する」はとても重要なため、一読されることをおススメします。これは何も投資に限らず全てのことに共通するのではないかと思います。よくスポーツ選手も日記を付けるって言いますしね。

 

こちらもおススメ

本書と一緒に本書を読んでおくことをおススメします。むしろ、先ずはコチラを読んでストレッチ(スポーツでいうところの)した方が良いかも。

 

類書


文字ばかりではなく、漫画形式で学びたい方には良い本かと思います。

 


「【書評】資産運用超入門。むずかしいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を執筆した山崎元さんの著書。
投資信託のインデックス運用からETF運用まで網羅されています。

 


投資信託とは直接関係が無いですが、資産運用には「保険」も含まれます。保険のブラックな部分に焦点を当てている本書を私も読みたくなりました。

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