【書評】経済入門 基本と常識[護身は経済から]

【書評】護身は経済から。経済入門 基本と常識
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どうもタスです。

直近の2冊は資産運用について勉強したので、今回は資産運用に影響する「経済」を学ぶ目的で本著を手に取りました。書籍タイトルが「経済入門」であるからして、教科書的な要素が強いです。期待どおり読み易く、理解しやすかったので記事にまとめました。ということで、読書習慣を始めて17冊目の本になった「経済入門 基本と常識(西東社)」についてお伝えしたいと思います。

・資産運用のお勉強 シリーズ
1. 【書評】資産運用超入門。むずかしいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください! ~ 投資信託の説明がとても具体的ですぐ実践できそうな内容でした。
2. 【書評】資産運用は理解した?一番やさしい資産運用の教科書 ~ 資産運用のイロハを教科書的解説で説明してくれる本です。
3. 【書評】投資信託を始める前に読みたい。投資信託 超入門 ~ 投資信託について基本用語から運用方法まで多岐に渡って解説してくれます。

 

著者のご紹介

平野 和之(ひらの かずゆき)
経済評論家。昭和50年、神奈川県生まれ。法政大卒業後、通信関連会社に入社。平成12年に退社し、マーケティング会社を設立。18年から経済評論家として講演、執筆活動などを始め、テレビ出演も多数。

 

目次

第1章 経済を知るスタートライン
第2章 通貨の役目と経済の動きを知ろう
第3章 物価と経済の関係を知ろう
第4章 もっとも身近な家計を知ろう
第5章 企業の経済への影響を知ろう
第6章 政府・日本銀行と経済の動きを知ろう
第7章 世界の経済の流れを知ろう
第8章 日本の経済のこれまでとこれからを知ろう

 

経済と世界情勢

【書評】護身は経済から。経済入門 基本と常識

本著を読んで最も学んだ点は、マネーリテラシーの重要性です。もちろん、本書を読むキッカケになった資産運用を行うに関してもそうだけれど、普段の生活と切っては切れない関係にあるのが「経済」。

経済とは、「経済主体(家計や企業、政府)がお金の動きを伴う活動のこと」のことで、お金には「価格を交換、比較、保存する機能」を有している。普段何気なく食物原料の値段が上がったと感じることも、実はその原因となる舞台は世界情勢が深くかかわっていたりする。

例えば、パンやうどんの値段が高騰した原因は、バイオ燃料への注目に端を発していた。バイオ燃料の材料であるトウモロコシやサトウキビが不足したことで物価が上がったため、多くの農家も作り出した。結果として小麦生産量は減少し、物価が上昇、それを原料とするパンやうどんが値上がりしたというわけだ。

このような話は普段のニュースで聞き、表面的に理解はするが、その裏側まで理解することは難しいように思う。そのためにも、経済の流れを理解し、因果関係を抑えておくことで普段の生活の意思決定も大きく左右されるように感じた。

 

日本の借金について考える

【書評】護身は経済から。経済入門 基本と常識

本書は入門書であるからにして読み易い。構成が体系的に整えられており、どこからでも手が付けられ、各ページは見切りで纏めが書かれているため理解のしやすさも考慮されている。また、各ページの下部に書かれている経済用語の解説も楽しい。

特に勉強になったのは、ミクロよりマクロ経済に関してだ。例えば、日本は借金大国だと言いながら、国民が保有する個人金融資産の総額は、2010年末時点で1,488兆円もあるのだ。しかも、負債を除いた正味金融資産だとしても1,127兆円もある。

赤字国債の発行でやりくりしているとはいえ、この数字には驚いた。プライマリーバランス(財政収支)を黒字化して借金返済とするのがもちろんではあるが、国が破綻するとは考え難いことを裏付ける数字であることは確かだ。

 

マネーリテラシーという護身術を

【書評】護身は経済から。経済入門 基本と常識

また、私のように住宅ローンの借り入れや資産運用を行おうとしている書生については、「金利」の動向はとても知っておきたいことだし、マークしておきたい指数だ。金利は日銀の金融政策で大きく変わるが、その背景は経済動向で景気と密に関係する。景気は個人観測的には上向いているとは感じられないため、金利上昇に転じるとは考え辛いが、結局、景気循環を考えるといずれは好況に転じるはず。それをいち早く察知して動けるかどうかが鍵で、そのためにはマネーリテラシーを身に付けることが護身術を学ぶことになると心得た。

マークしておきたい指数は以下のとおり。

  • 消費者物価指数
  • 短期プライムレート
  • 有効求人倍率(あくまでハローワークだけど)
  • 主要(全国)企業短期経済観測調査
  • 金利政策(ゼロ金利、マイナス金利)
  • 景気動向指数
  • 月例経済報告の基調判断(サラッと)

 

おわりに

経済大国は悩みがつきもので、日本は少子高齢化や年金、食糧問題など山積みだ。一方では、BRICs等の新興国も勢力を伸ばしており、中国はGDPで日本をとうに抜いている。もちろん利害関係はあるにせよ、世界単位で豊かになっていくと先進・新興の差異や、国間や共同体間での差異がみられなくなるのではないかと思う。地球規模で皆共同体となったとき、必然的に目が向けられるのは広大な宇宙だ。ということで、早くも宇宙エレベータの完成を心待ちにしたいと思う。

 

投資信託の基礎用語から運用まで解説した本書がおススメ


経済について学んだら、資産運用の一つである投資信託も理解することをおススメします。経済が分かれば投資も理解し易いですし、投資を理解するためには経済知識は必須です。

 

類書


90分で分かるとは言い難いが、本書と同様分かりやすそうです。

 


池上さんの経済学講義が聞けます。

 



ミクロとマクロのセットでどうぞ。

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