【書評】「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」

【書評】「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」

超エリートな人生を歩んできた山口真由さん。
ですが、超エリートを作り上げたのは紛れもなく努力のたまものであると同時に、努力の方法を確立させていたからなのだと思いました。
そんな努力の方法を山口真由さんのこれまでの人生と照らし合わせて教えてくれた本を紹介したいと思います。

 

山口真由さんとは

1983年生まれで、札幌出身(北海道!! 嬉しい!!)。
筑波大学付属高等学校進学を機に単身上京(15歳で単身上京はスゴイ!)。
予備校に通うことなく東大法学部に進学し、3年時に司法試験、翌年には国家公務員一種に合格。
4年次には総長賞を受け、首席で卒業。
その後、2年間財務省に務め、退職後は弁護士の道へ。
2015年から1年間ハーバード・ロースクールへの留学をして、そこでもクラスのトップに与えられるのディーン・スカラー・プライズが与えられる。

超秀才としか思いえない経歴ですよね。どれも歩む道では先頭にいる感が出ていて、人生そのものがとても想像つきません。
漫画みたい…(笑)

 

本書の目次

第1章 「頭がいい人」がしていること
第2章 私の勉強ヒストリー① 「少し上のライバル」を意識して
第3章 私の勉強ヒストリー② 摩訶不思議な「社会」という場所で
第4章 誰でもできる! 「7回読み」勉強法とは?
第5章 努力とやる気を持続させる 「メンタルコントロール術」
第6章 なぜ学ぶ?何を目指す?自分と向き合うと見えるもの
第7章 ハーバードでも通用した! 英語版「7回読み」勉強法

 

山口真由さんの人生

本書は、冒頭にも書いたように、山口真由さんの勉強の歴史とその勉強・努力が大切な理由、そして、その具体的な勉強方法を教えてくれます。
特に真由さんの人生が壮絶で、1にも2にも勉強なんですね。

 

チャレンジャー精神

勉強でライバル(人だけでなく目標や課題など)が現れると、それを乗り越えようとさらに必死に勉強をするという好循環。
これ素晴らしいですよね?

スラムダンクの山王戦の流川を思い出しましたよ。
スラムダンクの山王戦の流川
チャレンジすることが生きがい。真由さんにもそれを感じました。

 

勉強は苦痛

楽しいと思える勉強は楽しい。けれど、10数時間も続けるのは楽しい?
って聞かれると、たぶん「NO」な気がします。
というか、そんなに勉強したことないし。。。

真由さんも例にもれず、勉強は苦痛と言われています。苦痛だとしても、結果的に目標を立て、努力と向上心を持って達成することが大事だと言っています。
超秀才でも勉強は苦痛。その感覚は僕みたいな凡人と一緒なんですね。

それを乗り越えるからこそ見えるものがある。
うーん、真由さんに言われると説得力がある。。。

 

本から伝わる人柄

変な話、真由さんは普通のお姉さんだと思います。
「普通のお姉さん」というと語弊がありますけど、好きなことがたまたま勉強することや向上することだったということなのかなと。
もちろん、それに対する努力は尋常じゃないものがあるので、「普通」ではないですけど。

本にも書いてあるんですが、ドジったこと、欠点があること、寝てはいけないのに寝てしまったこと、ケアレスミスしたこと等々。

誰しもが普通にやることを真由さんもしているんです。当たり前のことですけど。
真由さんみたいな超秀才に対しては、斜に構えて見てしまうんですよね。
こんな秀才だから、こんなこと思っていないだろうとか。こんなことしたことないだろうなとか。

本から伝わる人間味というか、庶民的な感覚が親近感をわかせ、僕にもできるかも。と思わせてくれます。

 

「7回読み」勉強法について

驚いたのが、300ページを30分くらいで読了するくらいの「サラ読み」でいいということ。
それを7回続けることにより(難易度が高ければ、プラス数回)、その本の内容を脳内に徐々にスキャンしていくかのように刷り込む勉強法なのだそうです。
特徴として、

  1. 「読むこと」の負荷が小さいこと。
  2. 情報をインプットするスピードが速いこと。
  3. いつでも、どこでもできること。

を挙げています。

 

「7回読み」を行う理由

複数回読むことで以下の効果が得られると言われています。

ある文章を理解するときには、必ずそれについて何らかの予備知識を前提にしているのです。たとえ、明確に意識していなくとも。
ということは、こうもいえます。「理解する前には、まず『認知』というプロセスが必要である」。「認知」と「理解」とは、似て非なるものです。

これは、なるほどー!!と思いました。例を挙げていますが、

「太郎が花子に花を贈った」簡単に理解できる内容ですよね。でも、もし「太郎」がこの手の文に使われる典型的な男の子との名前で、「花子」が女の子の名前だという前提知識がなければどうでしょう。さらにいえば、女性は花を好むというやや古典的ではあるものの、共通化された前提知識がなければ?

僕はこれを認知しているために、「太郎が花子に花を贈った」ことがサラっと入ってきますし、理解できます。
この前提知識がなければ、「太郎とはなんぞや?」「花子とは?」「花を贈る?なんで?」って「?」パーティーですもんね。

この「認知」→「理解」につなげるために、本を読み続けることで少しずつ頭に情報を刷り込むのだと言っています。

 

「認知」と「理解」の関係性を人間関係に表すと

先ほどお伝えした、「認知」→「理解」につなげる勉強法だと言いましたが、日常生活を例にとると、知らない人同士が初めて会う時の状態とも似ているそうです。

初対面の人とあいさつを交わして、いきなりその人を理解するのは至難の業です。大抵の人間同士は、いきなり親友にはなれません。
最初は単なる「知り合い」です。「認知」は、この「知り合い」の状態を作ることを意味します。
少しずつ頭に情報をすり込んで、書かれていることと「知り合い」になっていくのです。

なるほど、まずは数回読んでいくことで、その本の内容を知る。いわば「認知」すると。そして、

それを何度も繰り返すと、文章との間に親密さが出てきます。難しい言葉もすでに1回目で目にしているので、「ああ、さっきのあれだな」と思えます。
回数を重ねるごとにその頻度が増えて、知り合いはだんだん慣れ親しんだ「友人」、そして信頼に足る「親友」へと近づいていきます。

ボールは友達というマジック・ジョンソン(普通キャプテン翼か…?)みたいなセリフですよね。
いやー、カッコいいです。そして、勉強になります。
大変参考になりました。とっても具体的で、僕もチャレンジしてみようって気になる言葉です。

 

本書での名言や信念

本書に出てきた明言をいくつか。

 

「これだけ直されるってことは、それだけ伸びしろがあるってこと」

弁護士として相当ミスし、先輩などから修正に次ぐ修正で落ち込んだそうですが、それを逆に捉えて前向きに前進できる心持を意識しての言葉です。
もちろん、行動に起こさなければ何も意味はないですが、ストレスケアは重要ですよね。

 

「長所を伸ばすことで弱点も補える」

往々にして、社会に出ると「アウトプット型の人の方が目立つ」と認識しており、真由さん自身はアウトプットが苦手な人。
しかし、それを得意の「超速インプット」を行うことで情報を網羅し、アウトプットする結論の根拠も明確に説明し、周囲を納得させる。
自らの弱点を、長所で補う好例かと思いました。

 

「間違いを気にせず、「ひたすら解く」勉強法」

間違ったことについて、次回以降に再度間違わないようにすることが「復習」するということ。
なので、数回読んだだけで「間違い」かどうかを判断するのは時期尚早と言われています。
少なくとも、5回読んだり解いたりした後に、それでも間違っていればどこかに問題があるはずなので、その時になってじっくり復習すれば良いと。

 

その他

その他、本書で衝撃的だった内容をいくつか。詳細は、本書で見てくださいね。

 

財務省の残業時間

「3割打者」…、残業300時間…、どういう世界なんだ。。。

 

真由さんの勉強時間と幻聴

人生で最も勉強したとき、幻聴が聞こえたそうです。「蛍の光」のリフレイン…。

 

まとめ

とっても刺激された本でした。
勉強することで、今の自分を超えて進んでいく。素晴らしい言葉ですよね。

僕も昨日の自分より今日の自分が成長していけるよう、日々精進していきたいと思います。

 

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