【書評】アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界[5000万年後の世界を堪能する]

【読概】アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界
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どうもタスです。

9冊目は「アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界」を読みました。本著は、人類時代を我々が過ごしている現在の時代と定義して、その5000万年後の地球上にどのような生物が生息しどういう生活をしているのかが書かれています。

とてもSFチックで非現実的な内容かと思いきや、生物学等の知見を十分に活かして書き起こしているので、とても面白く納得させられるというか勉強になる本でした。また、動物が好きな人は、系譜や環境との共存等々を考えながら読んでいけるし、とてもロマンがあって興味湧くジャンルなのではないかと思います。

 

ドゥーガル・ディクソンとは?

スコットランド人の地質学者、古生物学者、サイエンス・ライター。

5歳の時に恐竜が登場する漫画を読んで、生物に興味を持つようになったという。(実在の)恐竜に関するものを中心に100冊以上の著作があるが、特に現在生きている(または、かつて生きていた)生物から進化した架空の生物たちを描いた一連の著作で広く知られている。 – wikipedia –

生物に興味が湧いたといっても、日頃から考えていないとここまでリアルな世界を表現できないレベルです。

 

目次

進化
生命の歴史
人類後の生物
未来

話の流れは、まず生物の進化について細胞遺伝学や自然選択、動物の行動や食物連鎖などから説明します。その後、生命の歴史として、生命の起源や爬虫類及び哺乳類についての説明があって、人類時代から5000万年後の世界の生物の紹介が地域毎に始まります。最後は、そのまた未来についての話しがあって完結です。

 

とてもリアルなストーリー

【読概】アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

DNAの構成から進化や突然変異の説明、進化のための自然選択に伴う生態的地位の確立等とされ、そのあと動物の求愛行動や雄の縄張り争い等の行動原理、動物の種類やその発生起源、また食物連鎖ピラミッドの整合性維持のための重要と供給など、序章は生物学的知識が満載にされます。

ただし、これを読むことによってその後に出現するアフターマンの説明内容が理解できるようになります。正しくは理解することは難しいですが、点と点が繋がる率が高くなります。一見、なぞの気持ち悪い生物がいるんだなと思うけれど、この地域はこういう気候で祖先からこういう系譜があったけれど、進化の過程で突然変異からこういう機能が備わったのか。。

なんていう目線で見れるようになるんです。そして、そんなストーリー考えるなんて素敵過ぎる。絵も作者が構想したなんてとてもユニークですよね。そんな動物に出会ったら否応なく逃げます。怖いス。

 

食物連鎖と進化について

【読概】アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

そもそも人類が絶滅する前提で、その後5000万年以後の世界の話しなんて、どれだけの時間をかけたらこれほど緻密なストーリーが書けるのかと思うほど壮大でロマンあるなーなんて思いながら読んでいました。

しかも、プレート・テクトニクスによって世界地図も大きく変わっています。日本はもうなかったですね(ひょろ長い島みたいなのが日本なのかもしれないですが)。生物の起源は海だというのは理解していましたが、食物連鎖の循環を勉強できたのは面白かった。今更かいと思うような内容だけど、「植物→昆虫→虫食・植食動物→肉食動物」みたいな。

で、肉食動物が死んだらそれが肥料になったり微生物の餌になったりしてまた循環する。生態的地位のどこかが欠けたら、それを補うように新しい生物が誕生したり、既存生物が進化したり。生物は生き物だけれど、生物界自体が生き物というか刻々と動いているひと塊みたいな感覚に感じます。そもそも馬って6000万年前は犬より小型だったなんて初めて知ったし。。

 

5000万年後の生物って

【読概】アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

多種多様な生物がいますが、何に使うのこの機能?みたいな特徴を持った動物は1・2種類しかいなくて、ほとんどは必要なための機能を持っています。気持ち悪い部位があるけれど、それには立派な意味があって生存するために必要な機能なんです。

我々との大きな違いは、動植物は生存や子孫繁栄に必要だから備わっている機能がほとんどです。知能が人類ほど発達していないので、生存や子孫繁栄することが一番大事なことなのですから。本著の表紙に描かれている生物だって怖いですよね?

これコウモリから派生したんですよ?コウモリなのに飛べないんですって。飛ぶ必要がないし、飛ばなくても獲物を捕まえられるんですよ。それに肉食だし。なんでやねん?!って思いますが、その理由もキチンと書かれています。本著の序章には以下のように書かれています。

タイム・トラベラー諸君!私たちの惑星を舞台に展開される生命の進化の奇観と劇的な光景を、くつろいで楽しんでいただきたい!

読んでいるとだんだん楽しくなっていきます。ほんとにいるんじゃ…って、不思議な感覚に襲われ、むしろ、人間が生きていたらどうなるの?みたいなことも気になってきます。

 

まとめ

今回は、「アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界」を紹介しました。独特なドゥーガル・ディクソンの世界観に浸って5000万年後の世界を堪能してみてください!にしても、5000万年って超壮大な年月ですね。人間の一生は長くて100年。5000万年から比べればとても一瞬ですよね。そういう意味で一日一日を大事にして人生を楽しもうって考えさせられた一面もある良書でした。

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