【書評】30歳からの「東大脳」のつくり方[脳に良い数多の習慣]

【書評】30歳からの「東大脳」のつくり方[脳に良い数多の習慣]
この記事は約5分で読めます。

どうもタスです。

引越しの際に昔読了した本が沢山出てきたのだが、その中で再度読んでみようと思った本を紹介する。再度読んでみようと思った理由は、新書であることと、厚さも手頃であること、タイトルが挑発的であることである。

そこで今回は、読書習慣を始めて81冊目の本として『30歳からの「東大脳」のつくり方(ベスト新書)』を読了したのでお伝えする。

 

著者のご紹介(本書引用)

石浦 章一(いしうら しょういち)
1950年、石川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。理学博士。東京大学教養学部基礎科学科卒業、東京大学理学系大学院修了。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所勤務を経て現職。専門は分子認知科学。難病の解明、人間の知能や感情の分子レベルの解明がライフワークである。

 

目次

はじめに
第1章 どんな人も、何歳からでも「東大脳」になれる!
第2章 人をひきつける「モテ脳」とは?
第3章 ビジネスで「成功する脳」をつくる
第4章 優れた身体と「脳」との関係
おわりに

 

別名、脳に良い数多の習慣

【書評】30歳からの「東大脳」のつくり方[脳に良い数多の習慣]

本書を読んで最初に感じたことは、本書の内容は「脳に悪い7つの習慣」の別アプローチである『脳に良い習慣』を取り上げていることだ。

タイトルが挑発的過ぎて、「東京大学の学生の脳と何か関係があるのか?」と思うけれど、「おわりに」に書かれているように、脳についての素晴らしい機能を紹介することが前面に押し出されている。

脳についての新しい知見と、私の周りにいる普通の東大生とを見比べてできたのが本書である。
ハウツー本でもないし、といって東京大学の紹介の本でもない。
やはり、私たちの脳が持っている素晴らしい能力を紹介したくて本書を作ったというのが本音である。

そのとおりで、東京大学の学生の話は少々語られるものの、終始、脳の素晴らしさについて語っている。しかし、その主語は「脳」ではない。「あなた」なのである。その意味するところは、「このように脳は素晴らしい。だから、あなたも脳を持っている以上、素晴らしい能力を持っている。よって、あなたは『東大脳』になれますよ。」ということだ。

 

東大脳の10の特徴

【書評】30歳からの「東大脳」のつくり方[脳に良い数多の習慣]

この『東大脳』は、東京大学の学生のような優秀な脳を表しているが、その東大脳の特徴を10個定義している。

  1. 情報を的確に収集する
  2. 正確に記憶する
  3. 本を読む習慣がある
  4. 自ら意欲を高められる積極性がある
  5. 専門性を磨いている
  6. 集中力がある
  7. 生活が規則正しい
  8. きちんとした食事を摂る
  9. 運動が好き
  10. 素直である

こう見ると、振り切るような眼を見開く特徴はない。行うべきことを真面目に継続することで良い結果を得られることを明示していると捉えられる。逆にいうと、それが最も難しいことでもあるからだ。

継続は誰しもが壁と捉える難しい行いであるが、本書はとにかく30日続けることを推奨している。その理由は、「脳を構成する成分は1日から30日で新しいものに変わってしまう。脳はそれくらい変わりやすいものだ、ということを頭に入れておいてください。」なのである。

だからといって30日でガラリと変わるわけではない。継続する上で最低限30日を基準に挑戦することにより、自身が変わる可能性が高いことを示唆している。

また、アメリカ、ワシントン大学医学部教授であるクロニンジャー博士により、人間の性質として先天的なものと後天的なものを分類したものが以下であるという。

【先天的】

  • 新奇性探求(好奇心が強い)
  • 損害回避(神経質である)
  • 報酬依存(温かい人柄)
  • 持続(根気がある)

【後天的】

  • 自己志向(自立心がある)
  • 協調性(協調性がある)
  • 自己超越性(神秘的なものにひかれる)

どうも後天的な要素が少ないように感じるし、先天性に分類されているものにおいても、個人の努力次第で変われるのではないかと思う。現に、著者もシャイであったのに対して、講師業などを経験することで克服したことを告白している。

著者がそういう経験をしているからこそ、本書では脳科学の知見から「あなたは変われる」ことを多角的に言及している。その一例として、変化は継続から生まれることはすでにお伝えした。

 

おわりに

【書評】30歳からの「東大脳」のつくり方[脳に良い数多の習慣]

東京大学の学生は知らず知らずのうちに、そういう習慣になったのだろうという著者の考えに私も同意する。知らないというよりは意識しないという方が正しい気だろうか。意識してしまうのは、辛いというネガティブな想いがあるから無意識のうちに意識しているのだろうと思う。

本書は専門的な話が出てこないばかりか、用語すら平易な言葉ばかりである。そのため、「自分を良い方向へ変えるための自己啓発本」と捉えて読んでみるとよいかと思う。「脳に悪い7つの習慣」と併用することにより間違いなく意識革命をもたらすと思う。

スポンサーリンク


Pocket


SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA