【書評】ハッタリの流儀[ハッタリから始める全て]

【書評】ハッタリの流儀[ハッタリから始める全て]
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どうもタスです。

ハッタリと聞いて感じるのは「嘘くさい」とか「怪しい」とか「信用できない」といったネガティブなものばかりだ。しかし、今こそハッタリをかまして挑戦して行く姿勢が大事なのだという。

「ハッタリの流儀」は、ハッタリを貨幣の価値になぞらえて「影響力」と「信用」という新時代の尺度を評価している。そもそも著者は色々なところでお金の価値は相対的に下がっていることを公言しており、言わば本書の内容自体を常に発信している。しかし、耳目したことない人にとっては新鮮で心躍る内容であることに違いない。

そこで今回は、読書習慣を始めて31冊目の本になった「ハッタリの流儀(幻冬舎)」についてお伝えする。

ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を (NewsPicks Book) [ 堀江貴文 ]
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著者のご紹介

堀江 貴文(ほりえ たかふみ)
取り立てて書くことがないくらい、知らない人はいないくらい、なので、特に記載はしない。。

 

目次

第1章 労働オワコン時代
第2章 ボケの時代
第3章 プレゼン術よりハッタリ力
第4章 ハッタリ人間が捨てるべき三つのもの
第5章 ハッタリの後始末
第6章 それでもハッタリをかませない良い人な君へ
第7章 「努力」という最大のカラクリ

 

ハッタリが恵む二つの要素とは

【書評】ハッタリの流儀[ハッタリから始める全て]

今の時代、「ハッタリ」をかます人がいないという。気真面目過ぎてビビっているのでは?と著者は言うが、実際、世論から叩かれやすくなった現代では、挑戦するために大風呂敷を広げることを億劫になっている風潮を感じる。

しかし一方で、「ハッタリ」をかましまくっている人がいる。もちろん著者のことで、ライブドアを営業利益世界一にすると宣言し、プロ野球の球団やフジテレビの買収を仕掛け、しまいには選挙にも立候補した。現在は、民間での安定的なロケット発射だ。

本人の経験談や現在進行形でハッタリをかましている人を例に挙げ、本書はハッタリの重要性を教えてくれる。ハッタリは二つの要素を集められるという。それが「影響力」と「信用」だ。前者は「結果が全て」を否定し、後者は「ハッタリをかまし続ける必要性」を説いている。

 

ハッタリが及ぼす「影響力」とは

【書評】ハッタリの流儀[ハッタリから始める全て]

「影響力」を集める人は「成功」の二文字を想像する。しかし、「失敗は成功のもと」という諺があるように、実際には成功に隠れた沢山の失敗が存在する。

それと同様に、「結果が全て」が全てではなくなってきた。例として、先に述べた著者の行動であったり、キングコング西野氏の美術館を造ることだったり、幻冬舎箕輪氏の紅白出場を目指した歌手デビューを公言しているという。そこには結果の如何に関係なく、「挑戦する様を見せること」が大事なのである。

通勤途中に毎日野球の練習をしている少年を見ていたら自然とその子の成長が気になってしまうのではないだろうか。毎日触れていると、次第に自分ごとになっていくのだ。

挑戦する過程に物語が生まれ、熱が発生する。熱が発生するところには人が集まるゆえ「影響力」が増すのだという。また、本書は以下のような面白い例えがある。

挑戦する人を笑う人がいる。揶揄して笑う人がいる。新しいことや大きなことをしようとすると、いつだって足をひっぱる人がいる。でも負けてはいけない。一億総評論家時代のように、みんながテレビの前やSNSで他人のことをツッコム。だからこそ、これからの時代は「ボケ」の時代だ。「ボケ」られる人間が貴重だ。他人に「ツッコミ」ばかりしているひとに熱は起こせない。周りはついてこない。

現代はボケとツッコミのバランスが崩れて、総ツッコミ社会になっているという。正直、ボケまくりができるのである。一つのボケに嵐のようにツッコミが生まれ、結局、盛り上がるのである。そこには、「役立つ・意味がある」という価値から「面白い・心が動く」という価値へ基準がシフトしてきた背景がある。

今や「役立つ・意味がある」という価値は、コンピュータが提供してくれることにより人間が創造する必要は無い。それよりも「面白い・心が動く」ことはコンピュータでは想像し難いために人間が活躍できるフィールドなのである。しかも、ドラマティックな物語が好きな人間は感情移入しやすく人が集まりやすい。「影響力」を集める理由がそこにあるのである。

 

ハッタリが及ぼす「信用」とは

【書評】ハッタリの流儀[ハッタリから始める全て]

「信用」がある人は、誠実な人、真摯な人、包容力のある人、信頼できる人、など気持ちを相手に預けることが可能な人のことをいう。その信用を結果的に集めるに至る方法がハッタリをかますということなのだ。

やりたくもない仕事に手を上げ続けた結果、やりたい仕事が舞い込んだ的なそれである。著者は「自分にハッタリをかませ」と言っている。とても良い言葉だなと思った。著者は、幼少の頃からハッタリをかましてきたという。起業したての頃は無理難題ともいえる仕事を依頼されることもあったが、後先考えず「できます!」とハッタリをかましていたのだ。

「ハッタリをかましてその後で辻褄を合わせること」は、あらゆる場面で大きな成果をもたらしてくれる。僕はこれを、人生の最高奥義だと思っている。

本当にこの言葉に尽きる。ハッタリをかました以上、そこの責任が生まれる。その責任を果たそうと必死になる。すると、実物以上の力を発揮することができる。結果的に、成果の有無にかかわらず、爆速で成長することができる。そうすることで、ハードルが次第に低くなっていくのだ。その結果、自分に「信用」をもたらす。

ハッタリとはできると言い切って、辻褄を合わせる「覚悟」のことを言うのだ。 そして、それが一〇も一〇〇も積み重なると「信用」に変わる。

仕事ができる人はハッタリかましが多いように感じる。要は、「できます!」と躊躇せず即答できる反射神経を持っていることと、その辻褄合わせのために膨大な努力ができるかどうかなのである。

本気で努力をする人は意外といない。大体が六五点ぐらいまで。一〇〇点までやる人なんてほとんどいない。そして一二〇点までやり切る人間は皆無だ。だからこそ「努力」はコスパがいい。ハッタリをできるだけ大きな花火にするために、努力という最大のカラクリを仕込んでおくのだ。

テレビ水戸黄門の「人生らくありゃ苦もあるさ」ではなく「苦があるからこそ楽がある」なのである。

 

おわりに

本書は量にすると2時間もあれば読めてしまう。本の中では少ない部類ではないかと思う。しかし、量が少ないから質が悪いわけでは決してない。量と質は比例しないのである。プログラミングもコード量が多ければ素晴らしいソフトウェアになるとは限らない。むしろ、逆であることの方が多い。

本書を一読し、とても多くの共感や学びを感じ取れたことは幸せなことだ。そのような思考を受け入れることができるということだからだ。堀江氏は話しも書籍もシンプルで分かり易い。それゆえ、響くものがあるのだと思う。私もそうでありたいが、そうなるためには「努力を愚直に行い続ける」ことが大事なのだと理解した。

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