【書評】3時間で「専門家」になる私の方法[情報収集を知るということ]

【書評】3時間で「専門家」になる私の方法[情報収集を知るということ]
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どうもタスです。

現代では、ほとんどの人が調べ物を行う際はインターネットを利用すると思います。それは、Wikipediaだったり、ググったり(Google検索)、SNSで検索したり。何しろ、調べ物を行うデバイスがPCだけではなく、スマホやタブレットなど多岐に渡って行えるようになったこともインターネット検索を助長した理由の一つでしょう。

しかし、実はまだまだその資源を有効活用できていない現実があるのではないでしょうか。本書のいう「専門家」とは、その分野に明るくなければなりません。すなわち、その分野における情報を沢山持っているということです。

著者は元新聞記者であり、現在ITジャーナリストの経験をもとに、「専門家」になれるような情報収集法を上記の資源を利用して1から平易で簡潔に教えてくれます。そこで今回は、読書習慣を始めて59冊目の本として「3時間で「専門家」になる私の方法 ITジャーナリストの超情報収集法・整理術(PHPファクトリー・パブリッシング)」を読了したのでお伝えします。

 

著者のご紹介

佐々木 俊尚(ささき としなお)
1961年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科を中退し、1988年、毎日新聞社入社。警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件や海外テロ、コンピュータ犯罪などを取材する。1999年、アスキーに移籍。月刊アスキー編集部などを経て、2003年からフリージャーナリスト。IT関連の取材を精力的に続けている。

 

目次

第1章 激変した「情報をめぐる環境」
第2章 新聞記者は無意識に「マトリックス」を描く
第3章 クオリアを身に付けよう
第4章 実践・3時間で専門家になる PART1
第5章 実践・3時間で専門家になる PART2
第6章 ニューロン型情報収集のノウハウ
第7章 セレンディピティを実現する

 

本書は情報収集の超実用書

【書評】3時間で「専門家」になる私の方法[情報収集を知るということ]

本書は2007年に出版されました。そして、その年に発売された画期的商品といえばiPhoneでしょう。そう、本書が出版された当時はスマホの普及率はまだまだ低く、インターネットを利用すると言えばPCが主流でした。よって、インターネット利用率はまだまだ現在のように高いわけではありません。

それにデータも量も現在より少なかったのは自明でしょう。それでも当時のデータ量は既に相当量だったことが本書から分かります。

ウェブページは、いまや世界で100億ページ以上は存在するとみられています。情報量に換算すると、およそ1500テラバイト。先ほど紹介した新聞の情報量に換算すれば、新聞5000万部ぐらいの分量になります。

その中でも本書で行う情報収集方法はとても有効で、現在でも十分に活用できます。ということは、利用率とデータ量がさらに増えた現代で有効な方法で情報収集が行えていないとすれば、それは作業効率という点において不利になることに相違ありません。もっというと、情報収集のはずが、ただのネットサーフィンをしていたなんてことにもなりかねないでしょう。

本書は、それだけ見ても非常に価値がある本です。しかも、その情報収集法を簡潔に、そして、実践を交えて平易に教えてくれることがさらなる価値を高めています。「本のとおりに実践するだけで応用可能」な超実用書なのです。

 

「クオリア」と「セレンディピティ」

【書評】3時間で「専門家」になる私の方法[情報収集を知るということ]

超実用的な部分は本書を参考にしてもらうとして、理論的部分の概要を簡単にすると、それは本書の主題であり、とても重要な概念である「クオリア」「セレンディピティ」です。

「クオリア」とは、「直感的な世界把握」のことで、求めようとする分野の知識全体像をより上手く肌身で感じれるかということです。この「肌身」というのがキーワードで、修練すればするほど高まっていくと考えます。なぜなら、人間の経験のうちで、最後まで数値化できない感覚のことだからです。

要は、インターネットにある情報に対して、如何にピントを合わせて情報収集できるか。もっと言えば、如何に適切な取捨選択ができるかということに繋がるスキルだと言えます。

もう一方の「セレンディピティ」は、「偶然の幸運」といわれており、本筋と関係ない事物について調査していたら本筋に大きく迫る情報が得られたことがまさにその例といえるでしょう。誰しもが経験したことあると思います。本書に書かれているとおり、インターネット上ではとても起こりやすい事象なのです。

これら二つの観点を活用することと、適切なソースの用い方により「専門家」になれるほどの情報収集力になる。これが身に付けば、生活のあらゆる面に有効活用できるでしょう。最後に二つの観点について本書を引用して終わりにしたいと思います。

人々のさまざまな思考や議論を仲立ちにして、わたしたちは自力では絶対にたどり着けないような知見を得ることができ、さらにはその分野の全体像を、人々の試行や議論をベースにしてダイレクトに受け入れることができるようになります。
つまりは前者はまさにセレンディピティであり、後者はクオリアなのです。

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