
どうもタスです。
前回に引き続き、今回も「フェルミ推定」及び「ケース問題」を取り扱い書籍を読んだので紹介する。今回はタイトルのとおり、当時現役の東大生が書いた問題及び回答、解説集である。
今回は、読書習慣を始めて154冊目の本となった『現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート──「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!(東洋経済新報社)』
155冊目の本となった『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート──50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」!(東洋経済新報社)』を読了したのでお伝えする。
この記事の目次
著者のご紹介(本書引用)
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
目次
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
問題に向き合うためには数度読み込む必要がある
本書はフェルミ推定及びケース問題が大好きな東大ケーススタディ研究会の学生がフェルミ推定やケース問題とは何か?そして、どのように検討すれば良いのかを分かり易く解説する。
問題により、解法というのか捉え方と言うべき考え方があるのだが、それを「はじめに」で解説し、その考え方毎に例題を解説する。解説を読むと、なるほどと納得することばかりなのだが、しかし、一瞥しただけでは解くのは困難だろう。
よって、まずは一通り読むことで概要を理解し、二度、三度読み込むことにより傾向を理解することと思う。少なくとも、ケース面接を想定している場合は、数回読み込む必要があるだろう。
ケース問題を通じて頭を使うことを好きになろう
本書はケース面接を想定して著しているが、著者達は問題に対しての向き合い方が違う。著者とケース問題との出会いは、著者の友人がケース面接にて出題された問題の話がキッカケだ。本書を上梓するまでに至った過程はケース面接を想定したことではなく、「問題を解くことが好きだから」である。
ファストフード店で問題を出題し合い、解き合いながら数時間滞在したという逸話が本書に登場するくらい、頭を使うことが好きなのである。確かに、答えのない(実際には有るのだけれど、精緻な回答はほとんど得れない)問題に対して、どのように解くのかと考えるのは面白い。
全く解法を知らなければ苦痛ではあるものの、試行錯誤した上で論理的に筋が通った回答が完成できれば、達成感を充分に感じる。まさに、問題解決のための頭の体操がフェルミ推定やケース問題なのである。だからこそ、コンサルの面接で出題されるのだろう。
鍛えれば鍛えるだけ問題をこなせるようになることは確実である。本書を選んだ読者はすでに「頭を使うことが好き」なのだと自覚しよう。頭を使うことはコンサルだけに留まらず、様々なことに有用なのである。