【書評】病気を治す食べ方、食べ物[瘀血(おけつ)は万病のもと]

【書評】病気を治す食べ方、食べ物[瘀血(おけつ)は万病のもと]
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どうもタスです。

今回読んだ本は、学生時代に友人から借りてそのまま私が保有していた本、いわゆる「借りパク」した本なのだ(今度会ったら返すね…)。当時、友人は痛風に罹っており体調を崩してたのでこのような本を読んでいたのだろう。

そこで今回は、読書習慣を始めて124冊目の本となった『病気を治す食べ方、食べ物(ベスト新書)』を読了したのでお伝えする。

 

著者のご紹介(本書引用)

石原 結實(いしはら ゆうみ)
医学博士。1948年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業、血液内科を専攻。同大学院博士課程修了。長寿地域として有名なコーカサス地方(グルジア共和国)やスイスのB・ベンナー病院などで、最前線の自然療法を研究する。85年、伊豆に玄米食、ニンジンニュース、運動療法、温泉療法などで健康増進を目的とする保養所を設立。現在、イシハラクリニック院長。「おもいっきりテレビ」などの健康番組でのわかりやすい解説に定評がある。主な著書に『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『病は脚から!』(文藝春秋)、『「一食抜き」健康法』(朝日新聞社)、『病気は自分で見つけ、自分で治す!』(小社刊)、『病気に強くなる生き方のヒント』(青春出版社)などがある。

 

目次

はじめに 薬食同源
第1章 なぜ少食にすると、病気が治るのか
第2章 病気にならない食べ方
第3章 病気にならない食べ物辞典
第4章 食べて病気を治す! 体験報告

 

瘀血(おけつ)は万病のもと

【書評】病気を治す食べ方、食べ物[瘀血(おけつ)は万病のもと]

本書は自然医学、東洋医学について、著者の経験や学生時代の研究、日々の診療から得た智慧から、病気は血液から治すものであるということを様々な事例や知識から説明する。

例えば、

血液は、人体内を約45秒で一回りする。この血液が、老廃物や余剰物、有害物なので汚れていたら、前身の細胞が傷害を受けることは、想像に難くない。

血液が汚れた場合、人間の体はそれを排泄しようとして、種々の反応を起こす。その事例として、発疹を上げる。

 昔から、「ハシカや梅毒、発疹チフスや天然痘などの発疹を伴う病気は、発疹がひどい人ほど病気は軽くてすむ」ことが経験的に分かっていた。発疹が、血液の老廃物の排泄現象と考えれば合点がいく。
 発疹に対して西洋医学では、抗ヒスタミン剤やステロイドホルモン剤など、発疹の反応そのものを止める薬で「治療」する。そうした薬は服用中はよく効いているが、服用をやめると、また、再発することが多いものだ。
 しかし、漢方では、皮膚病は、体内の老廃物の排泄現象とみるので、皮膚病に対しては、葛根湯や十味敗毒湯などの発散解毒剤を用いて治療し、劇的によくなることが多くある。
 つまり、発汗、排尿を促し、体内の老廃物を捨てるわけである。

つまり、体内の老廃物を捨てること。それが血液を浄化することなのである。

 

腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず

【書評】病気を治す食べ方、食べ物[瘀血(おけつ)は万病のもと]

さて、血液の浄化だが、その力を向上させる方法論として一つ提案している。それが「食べ過ぎず、空腹をつくること」である。そもそも現代病と言われている病気の根源はそれなのだという。

昔からの日本の言い伝えに「腹八分に病なし 腹十二分に医者足らず」という名言がある。今、問題になっている生活習慣病(メタボリック・シンドローム)とは、高脂血症、高血糖(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)、高塩分血症(高血圧)、高体重(肥満)等々、「高」のつく「食べすぎ病」なのである。

そして、1日必ず3食取ることと注意喚起されて久しい現代人であるが、それをも否定する。

 われわれ、日本人の現在の労働量、運動量では、1日3食は、食べすぎなのである。食べ過ぎて、「高」のつく生活習慣病で苦しんでいるのに、「1日3食食べなければ健康に悪い」という指導がなされているのは、おおいに疑問が残る。あの力士たちでも朝は食べず空腹のまま3~4時間におよぶ猛稽古をするのだから、「朝食をしっかり食べないと力が出ない」というのも単なる感情論に過ぎない。

1日3食健康法が感情論かどうかは議論の余地があるだろうけれど、「食べすぎ」が血液の浄化作用を低下させる要因だというのは次のことを以って明らかになる。

 たくさんの飲食物をとり満腹になると、胃腸から吸収された糖、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素で血液中も満たされ、その中を遊走している白血球もそうした栄養素をたらふく食べて、満腹になる。すると、草食動物を倒した後、その肉を貪り食ったライオンが満腹になりゴロンと横になると、目の前を草食動物が通りすぎても見向きもしないのと同じように、白血球も、病原菌やアレルゲン(アレルギーの原因物質)が外から侵入してきても、ガン細胞が体内で発生しても食べようとしない。
 逆に、われわれがお腹を空かせると、血液中の栄養素も悪くなり、白血球も空腹になるので、病原菌やアレルゲン、ガン細胞などをどんどん貪り食うのである。

血液成分の1つである白血球は免疫力の主役である。その白血球も貪欲でなければ働かないというのである。そのスイッチとして、空腹状態であることが必要で、空腹状態になることで血液浄化が行われるというのである。

 

薬食同源/医食同源

【書評】病気を治す食べ方、食べ物[瘀血(おけつ)は万病のもと]

食べ過ぎないこと。1日1回は空腹状態を作ること。それにより血液浄化力が向上すること。結果的に、病気に罹りにくい、罹っていても治癒可能な体をつくるというわけである。これ以外にも、各種食べ物(野菜、果物、海藻、キノコ、魚・魚介類、肉、調味料など)の栄養学、さらには漢方の陰陽論から見る食べ方など、健康な体を作るための種々の方法論が書かれている。

それも全ては「はじめに」の「薬食同源」や「医食同源」が根源となっている。その意味は、「薬と食べ物は同じである」「食べ物が病気を医(い)やす」ということなのだ。少なくとも、今すぐに活かせる健康法は、「1日1回は空腹を作ること」である。

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