【読書メモ】40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人

【読書メモ】40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人
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どうもタスです。

またまた転職本を読んだ。理由は転職活動を行うからである。動きながらも逐一情報は仕入れたい。そんな想いが私に本を必要とする。裏を返すと不安が大きいからである。

そこで今回は、読書習慣を始めて146冊目の本となった『40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人(PHPビジネス新書)』を読了したのでお伝えする。

本書の帯はとてもショッキングな内容である。年収900万か、時給900円か?天と地ほどの差がある。転職は簡単に達成できないよと暗に言っている。本書からあなたは何を吸収するか。

 

著者のご紹介(本書引用)

黒田 真行(くろだ まさゆき)
ルーセントドアーズ株式会社 代表取締役
ミドル世代専門転職コンサルタント
1965年生まれ。1989年、関西大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社。B-ing、とらばーゆ、フロム・エーの関西版編集長などを経て、2006年から8年間、転職サイト、リクナビNEXTの編集長を務める。12,000人を超える転職者・経営者・人事責任者への取材経験から、転職活動の具体的ノウハウや心理的支援、日本の中途採用市場、マッチングの構造に精通する。
2014年9月、中途採用市場の積年の課題であった「ミドル世代の適正なマッチング」を目指し、ルーセントドアーズ株式会社を設立、代表取締役に就任。35 歳以上に特化した転職支援サービス「Career Release 40」(キャリアリリース40)を運営している。
著書に、『転職に向いている人 転職してはいけない人』(日本経済新聞出版社)がある。

 

目次

はじめに
 意外に知られていない「ミドル転職の現実」
 20代、30代の転職と、ミドルの転職は大違い
 ミドルの市場価値は「5年ごとに半減」する
 日本の人材不足をミドルが解決する!
 一億総転職時代に必要な「転ばぬ先の杖」
第1章 なぜ今、転職で格差が生まれているのか?
 上昇し続ける求人倍率は、危機の兆候?
 好況でも、不況でも、求職者数は同じ?
 知られざる「エリア格差」「業種格差」「職種格差」
 「好況だから転職しやすい」は大間違い
 「35歳は転職の限界じゃない!」は本当か?
 「40代の求人が25%も増えた!」の裏側
 ごく一部の断片事実に惑わされるな!
 自分で体験しないと見えない相場の壁
 自分を売るマーケットの調査は絶対不可欠
 40代転職者の平均年収は約450万円
 それでも、「40歳からの転職」に希望はある
 事例1) 同じ企業からの転職で明暗分かれたAさんとBさん
  「同業界、同業種」転職のワナ
  転職に失敗する人に共通するポイント
第2章 決死のミドル転職で失敗した人たち
 事例2) 青い島を探して転職を繰り返す「ジョブホッパー」のCさん
  「年収を上げたい」一心で転職、、転職
  転職回数は増えれば増えるほど不利に
  外資系企業を渡り歩く「キャリアアッパー」
 事例3) 自分の相場が見えなくなる「大企業病」のDさん
  履歴書に年収を書くのはNG?
  転職活動は今の会社を辞める前に行え
 事例4) 自分の軸がない「カメレオン・シンドローム」のEさん
  どんな仕事もそつなくできたことが裏目に
  年齢とともに居場所がなくなる現象
  「私を買ってください」だけでは転職できない
 事例5) 転職後の未来を「短期的」にとらえすぎたFさん
  年収1200万円への強いこだわり
  「時間を見方につける」考え方
 事例6) 年収は上がったがメンタルを病んでしまったGさん
  キャリアアップ転職に「大成功」のはずが…
  年収や役職、企業規模よりも大切なこと
 事例7) 「スカウト」という甘い言葉に振り回されたHさん
  「スカウト」と書かれた一斉送信メール
  ブラック企業を見分ける方法
  企業も履歴書、職務経歴書の「裏取り」を行う
 事例8) 夢の地方転職で大失敗したIさん
  予想外に激務だった地方のマネジメント職
  コミュニティや環境が合わずに戻るケースも
  急増する介護のための地方転職
 事例9) 「あこがれの業界」への転職で失敗したJさん
  予想以上に難しかった教育研修の営業
  やりたい仕事であっても「適性なし」の現実
 「ミドルだからこそ」成功する転職もたしかにある
 コラム 「起業」も1つの選択肢! 10のポイントから学ぶ「脱サラ起業」
第3章 「異業界」「異職種」へのミドル転職で成功した人たち
 最初に考えるべきは「同業界」「同業種」への転職
 「異業界」の「同職種」も狙い目
 「ポータブルスキル」とは何か?
 自分の強みやポータブルスキルの見つけ方
 事例10) 「女性マネジメント」という強みで大活躍したKさん
  生命保険会社の営業部長から食品メーカーの品質管理部マネジャーへ
  「どのようなマネジメントが得意か」を考える
 事例11) 「高度なお客さま対応」を武器にしたLさん
  メーカーのカスタマーセンターからチェーンストアの店舗開発室へ
 人材紹介会社の見分け方・使い方
 事例12) 「ターゲティング」スキルが異業界でも輝いたMさん
  求人広告の政策から大学のキャリアセンター長へ
  「抽象の様子」を上ると新世界が見える
 事例13) 「業界格差」による「タイムマシン転職」で成功したNさん
  アパレルECサイトの商品企画から学校法人の経営企画へ
  業界の特徴や格差を利用する
 事例14) 「ITスキル」が評価されベンチャー企業で活躍するOさん
  ネット広告代理店の営業から農業ベンチャーのIT担当へ
 事例15) 小学校の「校長募集」に応募して人生を変えたPさん
  メガバンクの支店長から小学校の校長へ
第4章 ミドルの転職を成功に導くポイント
 キャリアの「棚卸し」が転職へのスタート
 起業はミドル転職者のなにを知りたいのか?
 自己PRは「求人の目的」から逆算する
 身につけるべきは「大人の転職作法」
 人材紹介会社の「推薦状」が第一関門
 「時系列ダラダラ書き」の職務経歴書は読まれない
 「キャリア式」で最初に書くべきは何か?
 経験の組み合わせで「強み」を生み出す
 多数の資格保有は逆効果!?
 職務経歴書にエピソードや自己PRも書く
 1つの質問への回答は3分以内
 転職理由はネガよりもポジを強調する
 「きれいに繕われた」自己PRはもう通用しない!
 転職を決める前に確認すべき3つのポイント
 「カルチャーフィット」を意識する
 中途採用者にとって「焦り」は禁物
第5章 40歳からの「一億総転職時代」の歩き方
 「人生二毛作、三毛作」「キャリアは自己責任」の時代へ
 「20年前は昨日のよう」「3年先は分からない」の矛盾
 「1956年の未来予測」が教えてくれること
 すべてのミドルは「昭和的発想」から脱却せよ!
 独立事業主や職人という選択も
 己の才能に対して失礼な生き方をしていないか
 日本のビジネスパーソンは「原点に戻れ」
おわりに

 

転職活動を成功に導くために必要な情報収集力

【読書メモ】40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人

本書は非常にシビアな面を浮き彫りにする。色々な業界、職種で35歳限界説が言われているけれど、こと転職に関しては重い雰囲気を醸し出す。そういう私もアラフォーであり、限界年齢を超えている。そういう意味ではとても参考になった本である。

たぶん、本書を読んだ感想は二分されるだろうと思う。1つは、「ヤバッ!こんなに厳しいのか!想像以上だ!これは転職に前向きになれん!」である。そして、もう1つは、「大体予想はしていた。それはそれとて、自身はどう対策を立てようか」である。

違いは「情報収集力」と「覚悟」である。後者はさておき、前者は転職するために最も必要とするスキルである。多分、情弱では満足の行く転職は叶えそうもないだろうと思う。

 

己の才能に対して失礼な生き方をしていないか?

【読書メモ】40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人

さて、読書メモに戻ると、本書はなかなかに手厳しい事例が並ぶ。基本的に年収は上がらないけれど、自分の満足する仕事に辿り着いた。的な話が多い。それほど、身の程知らずが多いとも言える。不幸な事例は目も当てられないほど悲惨である。

むしろ、本書で見てほしいのは第1, 4, 5章である。特に4章は転職の核心を突いている。これらを意識せず活動してもあまり意味はない。なぜなら成功しないからである。まずは目的を設定して(もちろん、満足の行く転職が成功することである)、そこから逆算して何を準備するべきか、どう動くべきかを検討することが必要である。そうすることで、必然的に第4章の内容になるのである。

最後に、第5章の小見出しにある『己の才能に対して失礼な生き方をしていないか』は、とても響く言葉だ。人生に後悔が無いよう生きるための言葉のように思える。そもそも、後悔しない人はそんなことすら考えないのかもしれない。

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