【書評】新書がベスト[新書のための新書本]

【書評】新書がベスト[新書のための親書本]
この記事は約6分で読めます。

どうもタスです。

ついに読めるときが来た。なぜかは自分でも分からないが今まで読むのを我慢していた新書。それが「新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる(ベスト新書)」である。新書は私も好きで、ジャケ買い(タイトル買い?)する際は、シンプルな表紙で持ち易く、そして紙質も柔過ぎない新書を購入している。

本書では、あとがきの最後に書かれていた”本の虫の一匹”である小飼弾氏が新書愛をブチにブチまけており、その発散を充分に浴びたおかげでさらに新書について、そして読書について好きになった。そこで今回は、読書習慣を始めて39冊目の本として本書をお伝えする。

 

著者のご紹介

小飼 弾(コガイ ダン)
「【書評】弾言」でご紹介したとおり。私の生活にここまで読書を浸透させた師と仰いでおります。

 

目次

序章 生き残りたければ、新書を読め
PartⅠ 新書の買い方、読み方
PartⅡ 新書を10倍活かす方法
PartⅢ 新書レーベルめった斬り!
終章 新書と電子ブックの未来

新書であるべき理由

【書評】新書がベスト[新書のための親書本]

本書の目的は、まず読書の重要性を説くところから入る。要約すると以下の内容になる。

技術進歩により人間が生き残る道とはアイデアを想像することで、そのためには知的なアウトプットが必要になる。知的なアウトプットを行うためには、多様な考え方を取り入れて、自分なりの「知の体系」を構築する必要がある。そのためには、情報をプルする必要があり、その点において、最強のメディアである本を読むことが重要である。

そこで本題に入るわけだが、なぜ「新書」なのか?の点については、以下の要約で説明される。

新書はとにかく持ち易いサイズである。版型が103×182で、片手で持ち易いソフトカバーである。そして、「生き残る力」を付けるためには多様なカテゴリーを擁したノンフィクションを読むべきである。また、新書は中身が最も問われる形態なので、読書を新書に絞っても問題はない。

まさにその通りだと思う。ノンフィクションで様々な情報をプルし、インプットすることはとても重要である。それはインターネットからでは情報を得難い上に、本であれば体系的に取得可能だからである。それに、なんと言っても持ち易く、片手で読みやすい点が最も好印象。新書サイズと、紙の「しなり」がそれを可能にしている。

 

猛者揃いの新書レーベル

【書評】新書がベスト[新書のための親書本]

弾氏の新書愛は相当なもので、本書後半の各レーベル紹介では特徴を端的に表しており、今後新書を購入する際の参考に充分なりうる。そして、こんなにあったのか?!と思うレーベル数が親書会にはあった。

  • 岩波新書
  • 中公新書
  • ちくま新書
  • 光文社新書
  • 新潮新書
  • 幻冬舎新書
  • PHP新書
  • ハヤカワ新書juice
  • ブルーバックス
  • サイエンス・アイ新書
  • DOJIN選書
  • 集英社新書
  • 文春新書
  • 講談社現代新書
  • 講談社+α新書
  • 角川oneテーマ21
  • 角川SSC新書
  • 岩波ジュニア新書
  • ちくまプリマ―新書
  • 宝島新書
  • 平凡社新書
  • 新書y
  • 青春新書インテリジェンス
  • 朝日新書
  • ベスト新書
  • アスキー新書
  • ソフトバンク新書
  • マイコミ新書

計28レーベルの特徴や代表作を本書の約半分を使用して事細かに説明するのである。それにしても、こんなに新書レーベルがあったのだと驚愕した。もちろん半分以上のレーベルは知っていたけれど、それでも全体で28ということは、10以上のレーベルを知らなかったわけだ。

これは月に300冊の献本があり、日に10~20冊の読書を行い、1冊読むのに10分もかからない弾氏ならではの評価だと思う。本書のタイトルとレーベル名がかかっているかどうかは、本の内容へ疑うことを楽しむことと同様ににツッコんで良いのだろうか。

 

新書をとおした読書のススメ

【書評】新書がベスト[新書のための親書本]

新書の買い方や読み方、それを10倍活かす方法など、本書はタイトル通り新書愛独白祭りだ。本書の中で言われているとおり、『「名(タイトル)は体(本の中身。いわばタイトルの答え)を成しているか」を確認することがハズレ率を下げる方法』なのであり、タイトルと目次を見る際はその頭で確認することが重要である。

先に書いたとおり、やはり弾氏の読書量と読書スピードは羨ましい限りであり、そのヒントになることは本書にも多く出現する。例えば、『読めば読むほど読書のスピードが上がって行くのが実感できる。』や『自然と早く読めるようになった。』、『多くの本を、曖昧さを残したまま読み飛ばす』といった具合だ。

この中で、最後の言葉が気になる。曖昧さを残すことというのは、本書でも説明されているとおり、1冊を熟読するよりも10冊からつまみ食いしろということに繋がるのか。それは以下の言葉からも伺える。『本をざっと斜め読みして、自分が興味を持つ内容に出会えたら、それだけでも本代の元は取れたことになります。』

本を読むことよりも、本から何を得られるかを重視している点が非常に分かる。そのため、得たい情報の本を探す際は、両極端な価値観の著者の本を読むことを勧めている。そして、『他人に勧められた本ばかりを読むことを、つまり信者になることはおススメしない。』というようなことを話している。

弾氏の「小飼弾が選ぶ最強の100冊+1」を読み進めている私は信者であるということでよろしいのでしょうか?

 

おわりに

本書は弾氏の新書への想いを実感し、読書の重要性を再認識させられた。私も読書を日々楽しみ、それが自分の糧になっていることを実感している。量はまだまだだが、読後に内容が自分の血肉になっているのが実感できるし、それによってさらに欲している自分もいる。

今の課題は、1冊を読み切らねばならないと思っている自分をどう制御するかということだろうか。読み飛ばしたところに面白い内容があったらどうしようと思い、容易に斜め読みすることができない。もう少し肩の力を抜いて、楽観的読書を行った方が良いのだろうか。

これについては、ダメ本に出会った際に実践してみようと思う。「小飼弾が選ぶ最強の100冊+1」を読んでいる限りはまだ出会えるチャンスはないだろうか。やはり信者?(笑)

スポンサーリンク


Pocket


SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA