【書評】速習Laravel6[Web職人のためのフレームワークを速習する]

【書評】速習Laravel6[Web職人のためのフレームワークを速習する]
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どうもタスです。

Laravelを学ぶために入門書を手に取った。書名の「速習」にも興味を持ったのだが、読後感としてはそのとおりである。そこで今回は、読書習慣を始めて89冊目の本として『速習Laravel6 新時代のデファクトスタンダード 一番人気のPHPフレームワークを素早く学ぶ(WINGプロジェクト)』を読了したのでお伝えする。

速習Laravel6
created by Rinker

 

著者のご紹介(本書引用)

山田 祥寛(やまだ よしひろ)
Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」の代表でもある。

 

目次

はじめに
Part1:イントロダクション
Part2:Laravel開発の準備
Part3:Laravelの基本
Part4:ビュー開発
Part5:ルーティング
Part6:コントローラー開発
Part7:状態管理
Part8:データベース連携(データの取得)
Part9:データベース取得(データの挿入/更新/削除)
書籍情報

 

読書してプログラミングを理解できる本

【書評】速習Laravel6[Web職人のためのフレームワークを速習する]

本書はタイトルどおり「Laravelを速習」できる。そういうと、技術書は大抵速習なんて難しいうえに前提知識も必要で、なにより手を動かさないと理解できないのでは。という疑問が湧いてくるであろう。本書はそんな疑問を一蹴してくれる良書である。

逆説的に言うと、速習であるがゆえに技術的に深掘りするような内容は一切ない。それは入門書ともいえる本書には求めすぎであろう。しかし、Laravelってなに?難しそう。フレームワークなんて触ったことないし。なんて思っている入門者にはピッタリな本である。

私はPHPを使用したことがあるけれど、Laravelはほとんど使ったことが無い。最近使うことになったので勉強しているというようなレベルだ。本書の読者対象にピッタリである。そんな私が苦なく本書を読めた。そう、読めたのだ。その間、実は一切手を動かしていない。

Laravelの前提知識が浅く(全くないわけではない)、しかも手を動かさなくてもLaravelを理解できる構成なのだ。これは技術書としては画期的で、理解し易い本ともいえる。何度も言うが、The 入門書であることは前提なのだけれども。そういう意味で、本書は速習したい方にはおススメできる本である。

例として、以下にLaravelによるルーティングを示す。たった一文で定義できるのだからフレームワークは素晴らしい。

 

アーキテクチャの理解とフレームワークの恩恵

【書評】速習Laravel6[Web職人のためのフレームワークを速習する]

LaravelはPHPのフレームワークである。本書でも歴史の説明はあるが、PHPのフレームワークは2003年ごろに登場した。数多のフレームワークが登場しては廃れていく中、Laravelは現在でも人気のあるフレームワークである。人気があるということは廃れることが無い。廃れることが無ければ開発は継続していき、機能やセキュリティ、構造は常に更新され続けていくということだ。

Laravelはバージョン1.0のリリースが2011年6月に行われており、PHPの中では比較的新しいフレームワークに分類される。「The PHP Framework For Web Artisans」(Web職人のためのフレームワーク)というカッコいいキャッチコピーに使われているように、Laravelにはartisanコマンドが用意されている。コマンドを用いることで、よりフレームワークに則った開発ができるようインターフェースも充実している点も利用者にやさしい。

Laravelは、MVC(Model-View-Controller)パターンと呼ばれるアーキテクチャを採用している。今となっては聞いたことが無い人はいない概念であるけれど、Webアプリを作成する人であればLaravelの習得と同時に、その概念を熟知することも重要である。むしろ、概念を学ぶことがより良いプログラミングを行う前提だともいえる(現実的には、概念と実装を同時並行で学ぶのだろうが)。

Laravelに限らずVue.jsもそうだけれど、メインのアーキテクチャばかりが注目されるフレームワークだが、ルーティングやミドルウェアという付随機能もアプリケーションを作成する中でとても重要になってくる。とりわけ、ルーティングはLaravelの肝でもあるので十分学ぶ必要はあるけれど、ミドルウェアは痒い所に手が届く優れた機能である。鳥瞰して全体を見つつも虫瞰することでフレームワークの恩恵を充分に享受したい。

以下に、本書で紹介している「Laravelで提供される主な機能」を列記する。

  1. HTMLベースのテンプレートエンジン(Blade)
  2. データベースアクセスのための基本機能&O/Rマッピング
  3. リクエスト共通の処理を管理するミドルウェア
  4. 入力値の検証機能(Validation)
  5. URLに応じてページを振り分けるルーティング機能
  6. サービス間の依存関係を解決するDIコンテナー
  7. 単体テスト/ブラウザーテストを支援するテスティングフレームワーク
  8. 認証/キャッシュ/タスクスケジューリング/ページングなどの支援機能

 

選考の難しい技術書を届けられるように

【書評】速習Laravel6[Web職人のためのフレームワークを速習する]

Qiitaに代表されるように、Web上には技術的な参考文献が山ほど公開されている。それはプログラミングで苦戦しても、多数の教師からヒントや回答を貰える環境が担保されている。

それを利用した知の高速道路を利用することは歓迎すべきことであるが、技術書のように体系だった、しかも、出版社や編集者の目が通った内容というのは、まだ本でしか出会えない。体系だって学べるコンテンツは重宝するべきで、その中でも良質なものを探すことは簡単なことではない。

私と同じ境遇の人に少しでも良質な本を届けられるように、また技術書を読みたいと思う。

速習Laravel6
created by Rinker

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