【書評】すぐに稼げる文章術[文章を書くということのすべて]

【書評】すぐに稼げる文章術[文章を書くということのすべて]
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どうもタスです。

「そして殺人者は野に放たれる」「ラクをしないと成果は出ない 仕事の鉄則100」に続いて、今回も日垣さんの作品を読んだ。今回も相変わらず冷静沈着で、俯瞰してご自身を見て、客観的に分析しているからこそこのようなタイトルの本が書けるのだと感嘆した。まさに、書評を書いている自分に刺さる内容だった。

ということで今回は、読書習慣を始めて80冊目の本として「すぐに稼げる文章術(幻冬舎新書)」を読了したのでお伝えする。

 

著者のご紹介(本書引用)

日垣 隆(ひがき たかし)
1958年、長野県生まれ。東北大学法学部卒業。作家・ジャーナリスト。新聞・雑誌・書籍のほか、会員数2000人を超える有料メルマガ(週刊)発行、ラジオ番組のホスト、海外取材等、多方面で活躍。

 

目次

第1章 「どう書くか」より「どう読まれるか」
第2章 【初級編】こんな悪文を反面教師に
第3章 【中級編】実務文はこう書けば生まれ変わる
第4章 【上級編】ネットで生き残る知恵
第5章 発想の訓練法
第6章 こうすれば稼げる Q&A
第7章 文章で稼ぐための必読33冊
あとがき

 

文章を書く全ての人が読まなければならない本

【書評】すぐに稼げる文章術[文章を書くということのすべて]

本書を読んだ最初の感想は、「文章に自信がない自分にとても刺さる内容だ」ったことである。

私はブログの文章をあまり検討しない。検討しないと言うと語弊があるかもしれないけれど、仕事で書く実務文ほど考えて文章を書くことはしない。なぜなら本の読了後は、できるだけ、次に読む本を手に取る前に書評記事を書き終えたい。読書メモを残したいためだ。それと同時に、次の本もすぐ読みたい。そう思うと、書評をじっくり検討して書くことができないからである。

じっくり検討していない文章は、たいして中身が無い。そのために、その本の良さも伝えられていないのかもしれないと不安になる。その一方で、自分が感じたありのままを伝えることも重要だと思い、検討するより直観的な想いによって書き上げることも肯定している。そのようなどっち付かずの気持ちが「文章に自信が無い」ことを助長しているのだと思う。

そんな中、出会った本が「すぐに稼げる文章術」だ。タイトルは、著者ではなく編集者が決めたと言っているが、その中身は間違いなく「すぐに稼げる文章術」の指南である。読了後、次に思った感想は、「文章を書く全ての人が読まなければならない本」であることだ。

 

書評を書くということ

【書評】すぐに稼げる文章術[文章を書くということのすべて]

著者は、書評とは以下のことだと言っている。

書評とは①その本をすぐに買いに走るように行動提起する文章、または②レビューそのものがエッセイとして面白く読める、そのどちらかでなければいけない

これはとても辛辣である。買いたくなくなる気持ちにさせる悪い書評は書くべきではないと言い切っている。以前書いた「さあ、才能に目覚めよう STRENGTHS FINDER 2.0」では、終盤にボロクソ書いてしまったけれど、確かに、そういう内容を読んで気持ちが良くなるわけはない。著者が言うように、せめて相手を嗤ってもらう文章を書くべきだったのではないかと反省した。

「高校生のための批評入門」では、感じた違和感こそ批評になると言っていた。書評を書くには、その違和感をもとに面白く読める文章にしなければならない。面白い文章にするためには、そもそも文章という定義を示さなければ書けないだろう。それを著者は以下のように言っている。

そもそも文章とは、人がやっていることについて、①この部分は否定したい、②ここの部分は肯定したい、③ここは改善や提案をしたい、この3つで成り立つものなのです。

違和感は必ずこの3つのうちのどれかに当てはまるはずだ。どれか一つに偏ってもいけない。だからと言って、満遍なく3つを満たす文章にしなければならないわけでもない。多分、この3つのバランスが大事なのだと思う。

さらに一段上って面白い文章を考えると、以下の定義が適すると言っている。

次の4項目は井上ひさしさんが言っておられることです。おもしろい文章とは何か、ということの急所を突いています。

一、一見くだらないことは真面目に書く。
一、難しいことはやさしく書く。
一、易しいことを深く書く。
一、深いことをおもしろく書く。

要は良い文章とは、自分が感じたこと(違和感)について否定・肯定・改善及び提案をバランスよく提示し、それに面白みと言うインパクトを与えるための上記スパイスを加えることだということである。

さらに、重要なこととして、説得力を加える必要がある。「なんでそんなこと言えるの?」のための「根拠」である。それらを総合して構成することにより面白い書評が書ける。

 

おわりに

【書評】すぐに稼げる文章術[文章を書くということのすべて]

整理してみると、じっくり検討せずに書評を書きたい私には、面白い書評は書けないのではないかと思ってしまう。小飼弾さんも「本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術」読書感想や書評を書くなんざ100年早いと言っていた。

私は美文も名文も稼げる文章も書けないけれど、読んだ本の整理としてブログ記事を書き貯めていくのは嫌いではない。記録は好きだし、アウトプットをしないよりか、した方が確実に脳裏に焼き付く。だから文章に自信はないけれど、続けていこうと思う。

何も考えずに続けることはしないで、本書で学んだことは意識して書いていく。その結果、少しでも良い文章・面白い文章が書けるかもしれないし、考えることで読了した本とも向き合えると思う。何しろ、そう考えている自分と向き合えることは読書の醍醐味の一つだと思うから。

さいごに、第7章で紹介された文章で稼ぐための必読33冊は、次の読書のターゲットにしようと思う。

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