
どうもタスです。
前回は「ハードディスクのパーティション分割する4つのメリット」と題して、ハードディスクのパーティションを分割することのメリットを延々とお話ししました。
メリットが理解いただけたところで、今回は実際に分割する方法についてお話ししたいと思います。
その操作に使用するツールは、Windows10に内蔵されている「ディスクの管理」ツールです。
このツールはハードディスクに関する様々な操作が可能です。
この記事の目次
ディスクの管理ツールの起動方法
まずは「ディスクの管理」ツールの起動方法についてお話しします。
Windowsスタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」をクリックします。
そうすることで、「ディスクの管理」ツールが起動します。
ボリューム操作の説明順について
今回は分割の説明を行うにあたり、以下の順を追って説明します。
- 分割対象のボリュームを選択する
- 1.で選択したボリュームを縮小する(分割するボリューム分を作り出す)
- 縮小したボリュームに新規ボリュームを作成する(これで分割完了!)
- 間違った際を考慮してボリュームを削除する
- 4.で削除したボリュームを元のボリュームに統合するために、元のボリュームを拡張する
なお、ここで言っている「ボリューム」とは、ハードディスクをパーティションで区切ることで分割するというお話は前回しましたが、区切ったそれぞれの領域のことを「ボリューム(とか、ドライブとか)」と言います。
ボリューム領域の縮小方法
ここではボリューム領域の縮小方法についてお話しします。
ボリューム操作の説明順の「1. 2.」に相当し、分割準備にあたります。
まず、分割したいボリュームを選択し、右クリックをしてメニューを表示します。
メニュー中の「ボリュームの縮小」をクリックします。
※例としてボリュームTを縮小し、縮小した領域に新規ボリュームを作成します。
すると、『「ドライブレター名」縮小』ダイアログが表示されるので、縮小するサイズを指定します。
サイズの単位は「MB」なので、今回は「100GB」縮小する設定とします。
最後に「縮小」ボタンを押下することで、縮小処理は完了です。
簡単ですよね!
約100GBの未割り当て領域が作成されたと思います。
新規ボリューム領域の作成方法
ここでは新規ボリューム領域の作成方法についてお話しします。
ボリューム操作の説明順の「3.」に相当し、この操作を以て分割操作が完了します。
まず、縮小により作成した未割り当てボリュームを右クリックして、メニューの「新しいシンプル ボリューム」をクリックします。
すると、「新しいシンプル ボリューム ウィザード」が起動するので、「次へ」ボタンをクリックします。
次にボリュームサイズの指定が行えるので、縮小した分を設定します。
とはいえ、初期値に当該ボリュームの最大値が設定されているので、そのまま「次へ」ボタンを押下して良いでしょう。
ボリュームを2個や3個別に作る場合は、ここでサイズを調整してください。
次に、ドライブレターの設定を行います。
ドライブレターとは、CドライブやDドライブの頭文字のことです。
英字文設定できるため、最大で26個分になります。
ここでは「Z」を選択してみました。
次に、パーティションのフォーマット方法を指定しますが、ファイルシステムを変えたいとか、特別な理由がなければここは初期値のままでオッケーです。
「次へ」ボタンを押下します。
最後に指定した内容を確認して、OKであれば「完了」ボタンを押下します。
これにより、Zドライブが作成され、分割操作が完了しました。
とっても簡単ですね!
ボリューム領域の削除方法
ここではボリューム領域の削除方法についてお話しします。
ボリューム操作の説明順の「4.」に相当します。
この操作は、間違ってボリューム作成した場合やボリュームを管理統合したい場合などに有効な手段です。
まず、削除対象のボリュームを右クリックして、メニューの「ボリュームの削除」をクリックします。
すると、バックアップとってね!という警告が表示されるので、「はい」ボタンを押下します。
※もし、当該ドライブにデータを保管している場合は、バックアップを取りましょう。
次に、データが本気で消えるからね!という警告が表示されるので、また「はい」ボタンを押下します。
誤ってはいけないので、システム的にも慎重ですね。
またまた、本気と書いてマジで削除するよ!いいね?!と聞かれるので、「はい」ボタンを押下します。。。(しつけぇ…)
これによりボリュームが削除されました。
削除したボリュームは、ボリュームを縮小した際に作成された「未割り当て」領域となります。
ボリューム領域の拡張方法
最後に、ボリューム領域の拡張方法についてお話しします。
ボリューム操作の説明順の「5.」に相当します。
この操作は、元のTボリュームに戻すために、削除した領域をTボリュームに取り込む操作です。
まず、拡張対象のボリュームを右クリックして、メニューの「ボリュームの拡張」をクリックします。
ボリュームの拡張ウィザードが表示されるので、「次へ」ボタンを押下します。
拡張のために取り込むボリュームを選択するので、削除したことにより未割り当てになった領域を選択します。
なお、未割り当て分からどのくらいのサイズを取り込むのかを指定可能です。
ここでは全サイズ(100GB)取り込みます。
最後に設定内容を確認して、「完了」ボタンを押下します。
これで完了しました。
結局、最初の状態に戻りました。
まとめ
今回は、ハードディスクのパーティションを操作するために「ディスクの管理」ツールの説明を行いました。
とっても簡単だということがご理解いただけたかと思います。
前回の分割メリットと合わせて読んで、完璧にディスク管理頂ければと思います!